プレッシャーにあらがう③

話を戻して取締役会の朝

いつもより早めに座り始めた。

案の定、雑念が雑念を呼び

一向に集中出来ない。

姿勢を整え

呼吸を整えて

意識を整えてみようと

試みるけど

色々な考えが

浮かんでは消えを繰り返す。

暫しトライしてみたけど

やはり、うまくいかない。

とうとう諦め

少しやり方を

変えてみる事にした。

意識を整えようとするのでは無く

「胸のジワジワ感」を

見つめてみることにした。

ジーーーーーーーっと

見つめる

ただ、呼吸を整えて

ジーーーーーーーっと

しばらくした時

こころの中で例のジワジワ感が

スーーーーーーッと

消えて行くのがわかった！

さっきまでの雑念だらけの心から

一転、心の中はかなり澄んだ感じに。

心がすごく軽く

楽になったのが実感出来た。

実をいうと

若くして思い悩んでいた頃に

何度か経験済みの事。

再現性が低くて

使えなかったけどね（笑）

思い出して

反射的に試してみたら

良い結果になった。

でも、自分のこころを

深掘りすると

ホントのところは

ちょっと違う

という事も分かった。

心配元:プロジェクトの失敗

→会社への損害

→自らの引責

→降格人事

→社会的な信用の低下

つまり、自分が本当に心配しているのは

自分の社会的価値の低下という結論。

我ながら

小ちゃい人間だなぁ・・・

情けない  (´༎ຶོρ༎ຶོ`)

でもね、

降格になろうがなるまいが

「自分」の絶対価値には

変わりが無い。

自分が持っている能力

今まで成し遂げてきた事

個人的な信用、信頼

これらには変わりはない

という結論に行き着いたら

楽になった。

会社に紐付いた信用や信頼関係は

そこを離れると原則的にリセット

されちゃうからね。

開きなおれたお陰で

取締役会への報告は

堂々と（ダメだろう・・・）

させて頂きました。

今も、相変わらず

プレッシャーに弱い。

でも、付き合い方はいくらか

上手くなったつもりでいる。

座禅の習慣と

若い時の自分に感謝です！